青森県弘前市のご当地タクシーに乗車して自分好みのアップルパイのお店を見つけよう!!


青森県弘前市はリンゴの生産量が全国一位であることから、リンゴが名物でアップルパイを提供しているお店がたくさんあります。
そのため弘前でアップルパイを食べたいとなると、どこのお店に入っていいのか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
上記の問題を解決する方法がございます。
それは弘前のご当地タクシーのドライバーでアップルパイの専門家「桜こまち」と呼ばれる方々に教えてもらうことです。
自分好みのアップルパイのお店を紹介してもらうことができますが、「桜こまち」とはいったいどのような方々なのでしょうか。

アップルパイタクシーは女性の雇用促進とご当地タクシー創設が目的




アップルパイタクシーは北星交通が運営している事業で、青森県弘前市限定のタクシーで、ドライバーも女性限定の「桜こまち」と呼ばれる方々が運転しているタクシーです。
なぜ普通のタクシーではなくアップルパイタクシーが創設され、女性だけが運転しているのでしょうか。
 
それは弘前の雇用問題が関係しています。
弘前市のタクシー業界では新規のタクシードライバーの雇用が年々減少。
そのため弘前市のタクシー業界ではどのようにして新規のタクシードライバーを雇用すればいいのか色々と模索していたそうです。
そして見つけたのが、全国各地にあるご当地タクシーです。
ご当地タクシーとは、地域ならではの一押しのコースを企画し、観光客の皆様に楽しんでいただくことを目的としたご当地タクシー協会が主催している事業です。
ご当地タクシーの一例としましては、香川県のうどんタクシー・岐阜県の鮎菓子タクシー石川県の金澤寿司タクシーなど様々なものがあります。
このご当地タクシー協会に北星交通も参加し、青森県弘前市のご当地であるリンゴをメインとしたお菓子であるアップルパイタクシーを運営。
アップルパイタクシーを運営するにあたって、観光客へきめ細かいサービスをするため、女性ドライバーを起用したことがきっかけで、「桜こまち」と呼ばれる女性ドライバーが誕生します。
また女性が安心して勤務できるようにお子様がいる女性ドライバーには社内に託児所を創設し、託児所に子供を預けてから勤務できるようにしているそうです。
 
こうしてご当地タクシーであるアップルパイタクシーとアップルパイタクシーのドライバーである「桜こまち」が誕生しますが、観光客へきめ細かいサービスを提供するためには、ご当地のリンゴを使ったお菓子であるアップルパイの知識がないといけません。
そのため「桜こまち」には厳しい修行が待ち構えています。
 

「桜こまち」は厳しい試験を乗り越えた人がだけに与えられた称号!!




「桜こまち」はアップルパイコンシェルジュと呼ばれるアップルパイのスペシャリストの女性たちが集まった専門家集団で、北星交通が提供するサービスです。
しかしすぐにアップルパイのスペシャリスト「桜こまち」として活動できるわけではありません。
厳しい試練をいくつも乗り越えた人だけしかその称号を手にすることはできません。
どれくらい厳しい試験があるのか紹介していきましょう。
 
初めにアップルパイのメインであるリンゴのことについて知らなければなりません。
リンゴの糖度や栽培方法・収穫方法・リンゴの種類などを覚えることから始まります。
しかしこれらを覚えただけではアップルパイのスペシャリストとは呼べません。
次に弘前市内にあるアップルパイを提供しているお店へ行って、アップルパイの味を独自で調査しお店のデータを取集し、どこのお店がおいしいのかをリサーチ。
こうしてデータ収集した後、第三の試練が待ち受けています。
 
第三の試練はアップルパイの作り方を学ぶことです。
アップルパイの生地から出来上がりの工程を自分でお店へ伺い、実地で作り方を学ばなくてはなりません。
こうして色々な知識と実技を覚えた後、弘前市観光コンベンションが主催している筆記試験に合格して、ようやくアップルパイコンシェルジュである「桜こまち」として活動することができます。
テストに合格するまでにかかる日数はなんと一か月。
もちろん業務をしながら、勤務後に自分でデータや知識を覚えなくてはならないため、なかなかのハードスケジュールだと思います。
 

「桜こまち」おすすめのアップルパイのお店とは


アップルパイタクシーのドライバー「桜こまち」は乗車したお客様の好みに合わせてアップルパイのお店を紹介しますが、今回は私が「桜こまち」へ突撃取材して、アップルパイのオススメのお店を聞けましたので、紹介したいと思います。
 
「桜こまち」一押しのアップルパイのお店は「レンガ倉庫美術館」と呼ばれる観光スポットに入っている「BRICK(ブリック)」です。
こちらの店舗さんのアップルパイは「アップルパイクッカー」と呼ばれる特注の機械でアップルパイを焼き上げているため、アップルパイの形がリンゴの形をしています。
またアップルパイの中にカスタードクリームが入っているのですが、リンゴの酸味とカスタードクリームの甘みが見事にマッチし、とってもおいしいそうです。
 
更にこちらの「BRICK(ブリック)」のアップルパイですが、リンゴの収穫時期とあわせて作られているため、10月~3月までしか食べることができない期間限定商品。
そのため「BRICK(ブリック)」のアップルパイを召し上がりたい方は、お早めに弘前へ行かれてはいかがでしょうか。
 
そしてもう一つ「桜こまち」からおすすめのアップルパイのお店を聞くことができました。
そのお店は藤田記念公園内の敷地にある大正浪漫喫茶室です。
こちらのお店ではアップルパイの食べ比べができることで有名です。
食べ比べができるアップルパイの数はなんと7種類。
きれいな庭園を望みながらアップルパイを召し上がれる、地元弘前市の方々も多く利用されているお店だそうです。
 
アップルパイの専門家「桜こまち」から紹介していただいたお店へ、気になる方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
 

アップルパイのお店だけでなく、観光名所の案内もお任せあれ!!


彼女たち「桜こまち」はアップルパイタクシーを運転しながらアップルパイのお店を紹介するだけではなく、弘前の観光ガイドもしているそうです。
そしてここからは「桜こまち」からおすすめの観光スポットを聞き出すことに成功したので、紹介したいと思います。
 
まずは禅林街と呼ばれる観光地です。
こちらの観光地は津軽藩主の二代目津軽信牧〈つがるのぶひら〉が弘前城の守りとしてお寺を集めたことがきっかけで作られた場所です。
色々なお寺が集合しており、とっても静かでゆったりとした時間を過ごすことができるそうです。
 
そして次に紹介するのは津軽藩ねぷた村です。
津軽藩ねぷた村では、実際にねぷた祭りで使われている実物大のねぷたが来場者を見学でき、ねぷたまつりで使用している太鼓を叩く事ができます。
更に津軽藩ねぷた村では津軽凧の絵付け、津軽焼き絵付けなどを体験でき、多くの観光客が訪れている人気スポットだそうです。
 
弘前へいらっしゃた際にはぜひ「桜こまち」がおすすめする観光スポットも訪れてみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

今回は青森県弘前市のご当地タクシーであるアップルパイタクシーとアップルパイタクシードライバー「桜こまち」について紹介しました。
 
余談ですが、アップルパイタクシーと「桜こまち」を利用する場合、事前に電話にて予約が必要になりますので、ご注意ください。
 
アップルパイのお店や弘前の観光名所を紹介してくれる「桜こまち」が運転するアップルパイタクシー。
弘前を訪れた際、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
 
会社名

北星交通株式会社

住所

青森県弘前市茂森新町4-17-1

TEL

0172-33-3333

公式サイト

http://www.hokuseikotsu.co.jp/

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