青森県黒石市は紅葉で有名な紅葉山や、黒石温泉郷など、様々な観光スポットにあふれた地域です。
このように観光スポットにあふれた青森県黒石市にある企業、「ケサノフウケイ」。
こちらの企業では青森県弘前市の名産品の一つである「嶽きみ」を使ったお土産を販売していますが、どのような物を販売しているのでしょうか。
今回は弘前市の名産品「嶽きみ」のお土産について色々と紹介していきたいと思います。
Contents
ケサノフウケイとはどんな企業
青森県黒石市にあるケサノフウケイ。
こちらの企業は路面店で何かを販売しているのではなく、ECサイトで商品を販売している会社です。
ケサノフウケイは弘前市とあまり関係がない企業と思われるかもしれません。
しかしケサノフウケイは弘前市と関係がある企業なのです。
ケサノフウケイは元々弘前市にある「栄研」の会長が商品開発事業をしたいとの思いから始まった企業ですが、栄研の会長がその思いを十全に果たすことなく亡くなってしまい、栄研では商品開発事業の取りやめを決定。
しかしながら栄研が開発した商品は、第五回新東北みやげコンテストで最優秀賞を受賞し、多くのお客様から支持されていました。
加えて「嶽きみ」の商品開発に協力している鈴木農場さんの応援などがあり、栄研から商品開発事業を継承した、ケサノフウケイを創業することとなりました。
ケサノフウケイは青森県黒石市にあり、弘前市の名産品である嶽きみとはあまり関係がないように思われますが、どうして嶽きみを取り扱った商品を販売しているのでしょうか。
栄研会長と鈴木農場二代目が親友であったことがきっかけ
ケサノフウケイはどのような経緯で嶽きみ商品を取り扱うことになったのでしょうか。
栄研会長の清慧氏が商品開発事業を始めた時、どのような商品を取り扱うか試行錯誤していました。
その時鈴木農場の二代目・鈴木健氏が清慧氏と親友であった事と、鈴木農場が栽培する「嶽きみ」に着目したことが起因となって、「嶽きみ」商品を取り扱っていくことになりました。
このような経緯から誕生したケサノフウケイの嶽きみ商品ですが、どのような商品を販売しているのでしょうか。
新東北みやげコンテストに受賞した人気商品
ケサノフウケイで取り扱っている嶽きみ商品はいくつかありますが、その中でも今回は人気の高いアイテムをピックアップして紹介します。
一つ目の嶽きみ商品は、第五回新東北みやげコンテストで最優秀賞を受賞した「最中で包んだ嶽きみスープ」。
「最中で包んだ嶽きみスープ」はケサノフウケイが開発した嶽きみ商品の第一号で、石川県金沢にある老舗「加賀種食品」の最中の中に嶽きみパウダーが入った一品です。
こちらの商品は弘前公園内にある武徳殿休憩所でも販売しており、多くの観光客から人気を得ているお土産です。
しかしながらケサノフウケイが販売している嶽きみ商品は「最中で包んだ嶽きみスープ」だけではありません。
例えば「きみぽた」と呼ばれる商品。
きみぽたは弘前市の嶽きみを使用したカップスープで、2017年から販売を開始。
きみぽたは鈴木農場が栽培した嶽きみを使用しています。
特に糖度が一番甘いと言われる早朝に収穫した物を一本使用し、嶽きみの甘さと香りを感じられる商品に仕上がっています。
嶽高原を散歩しているような雰囲気を感じられるように
きみぽたは嶽きみを丸々一本使用したスープですが、どのような思いから生まれた商品なのでしょうか。
ケサノフウケイ広報担当者曰く「嶽きみのシンプルな味を楽しんでいただきたいとの思いからこの商品が開発されました。
嶽きみスープの甘い香りで、嶽きみ畑を散歩しているような気分を味わっていただけたら嬉しいです。」
と仰っていました。
このような思いから誕生したきみぽた。
きみぽたはケサノフウケイのHP〈https://kesanofuukei.com/〉で販売していますので、お家で弘前の名産品・嶽きみの味を楽しみたい方はぜひ購入されてみてはいかがでしょうか。
新東北みやげコンテストで優秀賞を受賞したきみだけあいす
次に紹介するのは「きみだけあいす」です。
こちらの商品は2020年に販売を開始し、牛乳は岩木山山麓のジャージー牛乳を使用。
きみだけあいすはジャージー牛乳のさわやかな後味とコクに加え、嶽きみの味と香りを感じる一品に仕上がっています。
きみだけあいすにも鈴木農場の嶽きみがふんだんに使用され、2020年に開催された新東北みやげコンテストでは優秀賞を受賞しました。
もちろん添加物は一切使用していませんので、岩木山山麓の自然な味が楽しめるアイスクリームです。
岩木山山麓の恵みを合体したアイス
「きみだけあいす」は嶽きみと岩木山山麓のジャージー牛乳を使った商品ですが、どのような思いが込められて誕生したのでしょうか。
ケサノフウケイの広報担当者様曰く「岩木山の自然の恵みである嶽きみとジャージー牛乳を合体させて、弘前の味を存分に楽しんでいただきたいとの思いを込めて作りました。」と仰っていました。
こちらのアイスもケサノフウケイのHP〈https://kesanofuukei.com/〉から購入できますので、ぜひ岩木山山麓の自然の恵みを味わいつつ、暑い夏をクールダウンしてみてはいかがでしょうか。
嶽きみを余すことなく使いおいしさを伝えていく
嶽きみ取り扱った様々な商品を販売しているケサノフウケイ。
今後はどのようにして展開していくのか伺いましたので、紹介したいと思います。
ケサノフウケイ広報担当者「嶽きみを栽培している鈴木農場様は日々研鑽に努め低農薬栽培を実践し、時に自然と闘い、時に共存しながら嶽きみを栽培しています。
そして私たちケサノフウケイは、鈴木農場様の努力の結晶である嶽きみに、商品開発の視点から少し色を加えているだけです。
鈴木農場様にお力添えいただいたおかげで、多くの商品を開発できました。
そのため今後は鈴木農場さんへ恩返しをしていくことを目標に頑張っていきたいと思っています。
恩返しの施策として、まずは地方独立行政法人青森産業技術センターと共同で「トウモロコシの芯に由来した天然香料」の特許を出願し、嶽きみの良さを余すことなくお客様へ届けたいと思っています。
また私たちは、嶽きみに限らず黒石市の野菜や、青森県の特産品であるリンゴを使った商品を販売しています。
これら青森県・津軽の農産物の普及に努め、生産者の収益増加を図ることに貢献していきたいです。」と仰っていました。
青森・津軽地域の地域活性化のため、鈴木農場に恩返しするため、日夜努力して商品開発に勤しんでいるケサノフウケイの今後の展開にも要注目ですね。
まとめ
今回は青森県黒石市にある企業・ケサノフウケイについて紹介しました。
余談ですが、ケサノフウケイでは上記で紹介した嶽きみ商品の他にも嶽きみのペーストを入れた弱炭酸ジュース「きみかおるサイダー」や嶽きみの芯とひげを焙煎した「嶽きみ茶」を販売しています。
気になる方はケサノフウケイのHP〈https://kesanofuukei.com/〉で購入できますので、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
今後も弘前市の観光スポットや飲食店などについて紹介していきますので、次回もお楽しみに。
企業名:ケサノフウケイ
場所:青森県黒石市浅瀬石扇田〈弘前駅から約18分〉
TEL:0172‐88‐5802
HP:https://kesanofuukei.com/