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弘前市の伝統工芸・津軽塗でオリジナルアイテム作りの体験してみよう!!「小林漆器」

青森県弘前市には昔から伝わる数々の伝統工芸がたくさんあります。

例えば江戸時代から続く「こぎん刺し」。
こちらの「こぎん刺し」は現在ネクタイや財布などに利用され、お土産品として観光客から人気を博しています。

更に弘前には鍛冶町と呼ばれる観光スポットがありますが、こちらの鍛冶町は藩政時代に農具や武器などを生産していた町として大いに栄えました。
その伝統的な技術は包丁や剪定ばさみとして現代に受け継がれ、「津軽打刃物」として農家の方や料理人の方に全国で利用されています。

このように様々な伝統工芸がたくさんある弘前市ですが、今回紹介するのは得に名の知られている「津軽塗〈つがるぬり〉」です。
「津軽塗」は様々な工程を経て商品として販売されますが、この工程の一つである「研ぎ出し」を観光客の方が体験できる場所があるのを皆さんご存じですか。

そのお店の名前は「小林漆器」です。
しかし簡単に『津軽塗の研ぎ出し』とは言っても、通常は修練を積んだ職人さんにしかできない作業です。
素人である私たちでも上手にできるのでしょうか。

また『津軽塗の研ぎ出し体験』では何種類の品物を作ることができるのでしょうか。

色々と知りたいことが皆さんもいっぱいあると思いますので、ここからは「小林漆器」が開催している『津軽塗の研ぎ出し体験』イベントについて紹介していきたいと思います。 


津軽塗の伝統を体験してもらうためのイベント



「小林漆器」は津軽塗の工程の一つである『津軽塗の研ぎ出し体験』イベントを開催していますが、なぜ開催しようとしたのでしょうか。

その理由は津軽塗の苦労や伝統などをいろんな人に知ってもらうためです。
津軽塗は研ぎ出し・つや出し・上塗りなど様々な工程を経て完成しますが、この工程を知っている方はほとんどいません。
また津軽塗は代々受け継がれてきた技術で、なかなか工程について発表する機会もありません。

そこで「小林漆器」は、津軽塗のすべての工程を素人の方に体験してもらうのは難しいが、津軽塗の工程の一つである研ぎ出しの部分であれば素人の方でもできると考え、2015年にイベントを開催。
その後「小林漆器」が開催する『津軽塗の研ぎ出し体験』イベントは多くの人が参加する人気のイベントに成長し、弘前市の小中高生や、県外からの修学旅行生、観光客の方など多くの方が参加しています。 


『津軽塗研ぎ出し体験』ができる品物は何種類あるの



「小林漆器」が開催している『津軽塗研ぎ出し体験』イベントですが、どのような品物へ研ぎ出しができるのでしょうか。

「小林漆器」の『津軽塗の研ぎ出し体験』イベントでは、品物を箸・スプーン〈2200円税込〉、印鑑・手鏡〈3850円税込〉、おちょこ〈4400円税込〉の5種類の中から選べます。
研ぎ出しにかかる時間は選んでいただいた品物によって異なりますので、参加される方は予約する際に聞いてみてください。


また余談ですが、5種類の品物の中で一番難しいのは日本酒を飲むおちょこです。
小林氏曰く「丸くて研ぎ出しづらい」との事でした。チャレンジする方は覚悟を決めてから参加してくださいね。 


素人でもできる『津軽塗の研ぎ出し体験』!!



「小林漆器」が開催している「津軽塗の研ぎ出し体験」へ参加している方はほとんどが素人ですが、素人でもうまく研ぎ出しができるのでしょうか。

小林漆器のイベントを担当している小林氏曰く「素人の方でもちゃんとできるイベントになっています」とのことで、どのようにすれば「津軽塗の研ぎ出し体験」が素人でもちゃんとできるのか、コツを聞いてみました。

小林氏「研ぎ出し体験ではまず模様を出すために、選んでいただいた品物をやすりで削ります。
この際だいたいの方が、品物に模様が出てくるのが楽しくてたくさん削りすぎてしまい、研ぎ出しに失敗してしまいます。
そのため、やすりで模様が出てきてもほどほどでやめておくことが研ぎ出しに成功するコツですね」と言っていました。

皆様も「小林漆器」で『津軽塗の研ぎ出し体験』に参加する際は上記で紹介したコツを実践して、津軽塗の伝統工芸の楽しさと難しさを味わってはいかがでしょうか。 


500種類以上ある豊富なアイテムの数々

「小林漆器」は『津軽塗研ぎ出し体験』を開催するだけではなく、店舗として津軽塗の品物を販売しています。
例えばお茶碗やお椀、スマホケースなど様々な物を販売していて、その数はなんと500種類以上です。

とても1日では見切れないほど豊富な品物がずらりと陳列されているため、どれを購入すればいいのか迷ってしまうかと思います。
そこでここからは「小林漆器」のオススメのアイテムをいくつか紹介したいと思います。 


「小林漆器」おすすめアイテムその1:真空タンブラー
 



「小林漆器」のおすすめ商品その1は津軽塗で仕上げた真空タンブラー〈11000円税込~〉です。

真空タンブラーは二重構造となっており、冷たい飲み物は水滴がつきにくく、暖かいものは熱が伝わりにくくなっているため、非常に利便性が高いです。

また、真空タンブラーは何回も漆塗りを繰り返して仕上げる唐塗り<津軽塗の技法のひとつで穴のあいたヘラで斑点模様をつける塗り> が使われているため、非常に丈夫な商品になっています。
自分用や贈答品として人気の高い商品ですので、「小林漆器」を訪れた際はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。 


「小林漆器」おすすめアイテムその2:箸



「小林漆器」のおすすめ商品その2は箸〈2200円税込~〉です。

「小林漆器」の箸は漆を幾度も塗り重ねて仕上げていることから、箸に汚れがつきにくく丈夫な仕様となっているため、人気のアイテムです。

毎日使用する箸だからこそ、丈夫で清潔な箸を「小林漆器」で購入されてみてはいかがでしょうか。 


「小林漆器」のおすすめアイテムその3:お椀



最後に紹介する「小林漆器」のおすすめ商品はお椀〈6600円税込~〉です。

こちらのお椀も漆を幾度も塗り重ねて完成させた商品ですので、保温性に優れかつ丈夫に仕上がっています。
お味噌汁を入れるお椀やご飯を入れるお椀も販売していますので、毎日の食卓の色どりにちょっとした特別感を演出するアイテムとして、購入されてみてはいかがでしょうか。

このように「小林漆器」では色々な商品を販売していますが、他にもお弁当箱やランチョンマット、文箱などを販売。
更に通販〈通販サイト:kobayashishikki.com)〉でもこちらで紹介した商品を購入することができますので、津軽塗の品物に興味があるけど弘前へ忙しくて行くことができない、という方でも購入することができます。
ぜひご利用してみてください。
 


津軽塗で新しいことにチャレンジしてみたい



「小林漆器」は『津軽塗の研ぎ出し体験』のイベントを開催したり、津軽塗のアイテムを販売したりして津軽塗の知名度アップを図っていますが、今後の展開としてはどのようなことを考えているのでしょうか。

小林氏「今後の展望としましては、新しいことにチャレンジしていきたいです。
現在考えているのは、津軽塗を日本の若年層の方にも知ってもらうため、インフルエンサーに津軽塗で仕上げたネックレスやイヤリング、ブレスレッドなどを使用してもらい、津軽塗をもっと知ってもらいたいと思っています。
また日本国内だけでなく海外の方にも津軽塗を知ってもらいたいと思っていますので、海外の展示会などのイベントへ積極的に出店していきたいです。」とおっしゃっていました。

現在でも多くの方が「小林漆器」の『津軽塗の研ぎ出し体験』へ参加したり、商品を購入したりしているので、津軽塗が日本国内のみならず海外でも人気を博す日がすぐそこへ来ているのかもしれません。
皆様も弘前へ訪れた際は、ぜひ一度「小林漆器」で『津軽塗の研ぎ出し体験』へのご参加、津軽塗商品のご購入などしてみてはいかがでしょうか。 


まとめ
 



今回は「小林漆器」について色々と紹介してきました。

余談ですが、「小林漆器」の『津軽塗の研ぎ出し体験』が予約できなかった場合の秘密の裏技があります。

それは津軽藩ねぷた村へ向かうことです。

津軽藩ねぷた村では「小林漆器」の従業員が常駐して津軽塗の研ぎ出しを教えて下さるので、「小林漆器」の『津軽塗の研ぎ出し体験』が予約でいっぱいな場合は、津軽藩ねぷた村へ立ち寄ってみるものいいかもしれませんね。

今回のように、青森県弘前市にある観光スポットや伝統工芸を気軽に体験できるスポットなどをどしどし紹介していきますので、ぜひ次回もお楽しみに。

店名:小林漆器 

場所:青森県弘前市東城北3-3-12〈弘前駅から約9分〉 

TEL:0172‐34‐5681 

定休日:年中無休 

営業時間:9:00~17:00 

HP:https://kobayashishikki.com/ 

 

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